職員たちが患者さんの安全と安心のために、
日々何をしているか今日は全職員の発表会。
頼んでおいたものの、どうなるかは当日にならないとわからない。
いやあ、たいしたものでした。
見てくださいとばかりに、栄養科の調理員さんは、
金たわしを頑固たわしや線きりする機械の歯や、
ついでに今までに縫った傷もみせてくれて説明。
作業療法科は、実際の事故の場面を演技でいくつもみせてもらい、
事務当直者の夜間のチェックリストは70項目もあることを教えてもらい、
薬局の実録調剤ヒヤリハットにもひやひや、
相談室の「思い込み」の落とし穴もフムフム、
医師からは看護学生に教わった「なれの怖さ」の告白もありました。
5分ずつの発表のどれもこれもが拍手喝さいでした。
看護部は、3つ発表。
「お願い!ころばないで!せめて朝まで」
と題した、痴呆治療病棟での夜間の転倒転落防止のための涙ぐましい悪戦苦闘は、
「お願い!転ばないで!せめて朝まで」
と切迫感で祈る姿でした。
「安心をとどけたい・・・」
という老人病棟の服薬ミスをなくす試みは、
病棟の姿勢が本当に変わっていったことがよくわかりました。
「あなたの声が聞きたくて・・」
という暴力への関わりから考えたことは、患者からの暴力を受けたあと、
お互いに気持ちを引きずらないために、
どうしたらいいか考え抜いたことを率直に語ってくれました。
私は、一言一言に、
「ありがとう、ありがとう」
とつぶやいていました。
※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。
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