【2003年1月28日】雪駄をはいたら思い出した

Aさんは、蔦でした。
壁の塗りがピシッとしていない、
建物にひびが入っているのは設計屋の計算が悪い、
建物へのうんちくはいろいろあります。
ついつい、いたずらをしてしまうんですが、
これがまたなかなかうまくはおさまってはくれない。
Aさんだって困っているんです。
先日売店の前で職員と一緒に買い物に来た姿が靴下とゴムぞうりだったので、
今日はわたしの夏祭用の雪駄と指われソックスをAさんに貸しにいきました。
「いやあ、いいな、こりゃ」
ふらふらと歩いていたのが、雪駄をはくときゅうに粋な歩き方に変わりました。
すると、ふるさとの祭りを思い出して、太鼓をたたくまねをしたくなりました。
からだが急に太鼓たたきの動きになってきました。
さっそく倉庫の奥からバチを、屋上から古タイヤをもってきました。
Aさんの祭りの準備、もう始まりました。

※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。

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