今日は2003年はじめての婦長会議。
2000年→なんでもいいからやってみよう
2001年→普通のことを普通にやってみよう
2002年→自分で考えて、自分なりにやってみよう
と3年間が過ぎました。
さてこれからは、何をすることが必要なことなのか、
みんなで考えながらあっけらかん病院の基礎つくりを始めます。
いままでは、その準備。
いわば、畑にするために土を掘り返していた期間でした。
さあ、あなたはここにどんな種を植えたいのかしら。
2月の会議までに各職場で考えてくることになりました。
そりゃあ、何をしたらいいか患者さんに聞くしかない。
老人病棟では、夕方デイルームに職員が集まってまずは患者さんに聞いてみました。
私たちはいったい何をしたらいいでしょうか。
やめてほしいこと、やってほしいことはなにかと聞きました。
すると、こんな意見がでました。
「精神的によくなるおやつを出してもらいたいもんだね」
「うんうん、それに膝がよくなるおやつもほしいね」
病気がよくなるおやつを出して欲しいのであって、
病気がよくなる薬が欲しいわけじゃないということでしょうかね。
んーん。
「そんなことできるかなあ・・・」
「できますよ。ちゃんとよく考えておやつを出せばいいんですよ」
「はい。」
と答えたようですが、
んーん、奥の深いこと。
どんな種が集まるのかお楽しみです。
※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。
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