【2001年2月22日】ちょっといい話の続き

さて、ラジオをかかえたAさんの夜の生活はどうなったのでしょうか。

しばらくして、婦長に聞いてみました。

「ああ、あれですね。全然問題なし。何にもなし。なーんにもなくてつまらないから、Aさんに、夜大きな音出すとおもしろいわよって、けしかけちゃおうかしらって言ったらスタッフによけいなことしないでっていわれちゃった。ハハ。」

「いつも隣の人の食事を取ってしまう人がいるんですよね。こんどからその人には小さな小鉢を用意して、お粥を別に盛ってね、おかわりいくらでもあるからどうぞっていったんですよ。何回もおかわりしましたけどね。隣の人のお粥は取りませんでしたよ。ハハハ。」

毎日、何でもないことなんだけど、ハハハと笑って仕事ができるって、いいことですよね。


※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。

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