【2001年2月14日】5分間のための2年間

ふれあいフェスティバルは今年で第11回目。10年前は参加施設13、参加者150人。

今年は1500人を超えた。

あっけらかん病院も100人以上参加。

披露した手話ダンスは午前の部のトリ。

おととしのクリスマス会、去年のフェスティバル、去年のクリスマス音楽会、きょうのフェスティバルで大舞台は4回目。

手話クラブもつくり、毎回参加数も参加病棟数も増え、今日の舞台はおそろいの紺のTシャツで胸を張り、自信に満ちて、堂々としており実に圧巻。

いつも、思うんですけどね、本番が一番いいんですよ。毎回毎回予測を超えるできばえなんですよ。気持ちよさそうに手と顔と体で表現するんです。

私は舞台のまん前にかぶりついて、うっとりしちゃいました。

曲は『負けないで』と『ビリーブ』

最後にインタビューを受けた患者さんはこういいました。

「この5分間のために2年間練習してきました」

日ごろの積み重ねがあるからあの余裕で舞台にたてるんですね。

日ごろの積み重ねがあるから自分を表現できるんですね。

また患者さんに教えてもらいました。

日ごろの積み重ねが力になるっていうこと。


※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。

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