午後から休みを取ってまた中庭で第2回七輪陶芸を楽しんだ。今日は正月に作ったたくさんのぐい飲みを素焼きしておいて、2週間後に本焼きして患者さんと楽しむ予定。
炭を熾していると、又何かやっているぞと、皆七輪のまわりに集まってくる。ヤキイモを焼く鍋の中に作ったぐい飲みを入れてまず焼き始めるのだが、中がすぐ見たくなって蓋を開けたくなる。
だめだめ、開けちゃ、新年の抱負になんて書いたの!とストップがかかる。
そうそう、正月を過ぎてから配った年賀状にはこう書いた。
はやく、はやくと子供を育て、
はやくはやくと仕事に追われ、
ファーストこそは勝者なりに惑い、
気がつくと50才、
今世紀は、
いかにのろのろと暮らすか、
いかにのんびりと暮らすか、
スローこそは賢者なり。
じっくり焼いたら、備前の土でいいぐい飲みがひとつできた。
これは、偶然と自然のなせる技。
※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科専門病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。
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