昨日は、痴呆病棟のスタッフ2人とセミナーに行ってきた。
「痴呆の魂学への接近一瞬時の輝きをとらえる感性」は、
精神科医の山中康裕氏の講演。
「持てる力を発見しケアに生かす」は、
山中氏、五島シズ氏と川島みどり氏の鼎談。
山中氏は20年間痴呆病棟や精神科老人病棟に毎週通いつづけ、
彼らの尊厳(過去の輝かしい思い出)を尊重しつつ
それを引き出す関わりをしてこられた。
人間のたましい
一個人が最も大切にしているもの、自分自身のよりどころとなる部分一
にどれだけ寄り添うことができるか、
その実践をたくさん披露していただいた。
お話を聞き、スライドを見て、アカペラの歌を聴く中で
私は、中庭で行われた『秋の野点』のことを思い出していた。
瞬時の輝きを、ぱあっと画見せてくれたあの2日間のことを。
※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科専門病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。
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