今日は、退職して進学コースに通う元職員がやってきて、
いい話をしてくれました。
先日実習で受け持っている患者さんのことで
手も足もでないと相談にきていたのですが、
教わったように関り方を変えたら患者さんが
別人のようになってリハビリに取り組んだというのです。
「部長!やった!やったよ!」って叫びたかったというのです。
彼女は患者さんにこう言っただけです。
「やれます。〇〇様はできます。私は信じています」と。
私も叫びたかったわ。
「やった!やったね!」って。
今日の研修テーマは「過去・現在・未来」
なにをするのだろうかと思ったが、
言われたように終わりごろ顔をだすと、
たった今終わったところだというのです。
そこで参加者ひとりひとりに夢を一言語ってもらいました。
「スーパーナースになりたい」
「この病院を老人パラダイスにしたい」
「皆をその気にさせたい」
「患者さんに心配される職員になりたい」・・・
たくさんの夢を聞きました。
私は夢の実現のために働きます。
それがうれしい!
今日の夕方の事例検討会は痴呆治療病棟の「脱つなぎ宣言」の紆余曲折、
その実現までの格闘のプロセス。
発表をきいて最後は皆で泣いて、シーンとしてしまいました。
もう後戻りはできない。
たくましくなった職員たちに、私は頭を下げました。
今日の日は、毎日の積み重ねの結果。
この豊かさを糧に、また明日からも積み重ねの毎日。
※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。
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