痴呆治療病棟のお誕生会に、
手話サークルの面々が大勢招かれ、
歌に会わせて手話コーラス。
日ごろの練習を披露しました。
いくつかの病棟の患者さんたちの中にはこの病棟の方も3名いました。
「いや、物覚えが悪くなってしまって。
まだ3ヶ月しか習っていないのでうまくできんです。」
照れているAさん。
「すいません私手話クラブやめさせてもらったんです。
でもまた行きたくなったら行かせてもらいます」
皆の活躍にちょっと心が動揺したBさん。
仲間の前で披露できたので感激の涙が出てきてしまったCさん。
緑に囲まれたディルーム。
草のにおいがいっぱい入ってくるように、
私は窓やドアを開け歩き、
やわらかい風に吹かれながら窓の外から見ていました。
今日はお客さんがくるからほんのちょっとだけおしゃれしているのがわかりました。
朝履いたはずの靴下がオムツの中から出てきちゃったんですって職員がいっていたけど、
汚さないようにしまっておいただけよ。
※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。
0コメント