こんこん、加納さんいますか。
あのね、今日、お父さんにあったの。
こんこん、加納さんいますか。
お父さんが言ったとおりに公園歩いてきたの。
こんこん、加納さんいますか。
あのね、溝に落ちちゃったの。
痛いの我慢して帰ってきたの。
こんこん、加納さんいますか。
ぼく、1キロ減ったよ。歩いてるから。
こんこん、加納さんいますか。
まだ帰らないの、お仕事ご苦労様。
こんこん、加納さんいますか。
このまえ僕の愚痴聞いてくれてありがとう。
(彼はこの日駅でスカイライナーに引かれて亡くなった。電車がだいすきで多分ホームで見ていたのだろう)
※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。
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