お昼過ぎに電話がかかってきました。
「ちょっときて見てください。とっても素敵な光景ですから」
合併症病棟の談話室はテラスから見える庭にはつつじが並び、
床にいっぱいマットを敷き詰めて、
患者さんと職員がゴロゴロしています。
職員は患者さんの足を撫で、その足は気持ちよく伸びていきます。
シーソーのようにからだを揺らし、
しっかりしたと職員と手をつなぎます。
あとは、音楽があれば!
さっそくAさんにお願いして、
ピアノの演奏をすぐにひきうけてもらいました。
緩やかな時間が流れました。
Bさんは、車椅子から私の頭をずっと撫でていました。
※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。
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