【2002年11月6日】いい日

今日は昼間忘れ物をとりに帰り、病院のバスに乗りました。
ついてないなあ、と思っていると運転手さんが今日はいい日だというのです。
いつも、ニコニコと職員や患者さんを迎えてくれる運転手さんです。
「今日は部長と会えてうれしいよ。いい日だな。」って。
もうそれをきいただけで、疲れは飛んでしまいました。
「オレは、職員や患者さんがこのバスに乗ってくれるとうれしいんだよ。
だから、乗ってくれてありがとう、っていうんだ。
お客さんが又乗りたいと思ってくれるのが一番うれしいんだよな。
あら、またこの運転手さんだった、よかった、
なんていってくれるとよけいうれしいんだよな。」
「そう、運転手さんは病院の看板よ。
病院にくる時一番始めに会う職員で、
病院からの帰り最後まで見送ってくれる職員なんですもの、
患者さんは運転手さんに会いたくってまた病院にきたくなるわ。」
いい日は自分で作るんですよね。

 

※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。

  

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