今日は閉鎖女子病棟と男子病棟とで、
デイルームを喫茶店風に飾って、
みんなで喫茶店の1日営業をしました。
「いらっしゃませ」
「はい、Aセットですね。しばらくお待ちください。」
「お待たせしました。ごゆっくり召し上がってください」
「お水のおかわりいたしましょうか」
『優雅なくつろぎのひととき』がコンセプトだったんですけど、
「38番はどちらでしょうか」
「56番はどちらでしょうか」
とにわかウエイトレスはお盆を持ってウロウロ。
でもとてもおいしいトーストとサラダとコーヒーとアイスミルクでした。
エプロン、バンダナ、素敵なカップ、テーブルの花が楽しい雰囲気をつくっていました。
保護室改修工事の最終日と重なり、シンナーのにおいを打ち消したコーヒーのにおいでした。
職員はとてもていねいにお客さんに対応していました。
もちろん患者さんは職員以上にていねいに、気働きもしていました。
「今日は何の日ですか」と尋ねられたので、
「今日は職員にサービス業としての訓練をしています」と私は答えました。
※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。
0コメント