【2001年7月5日】素敵な喫茶店

今日は閉鎖女子病棟と男子病棟とで、
デイルームを喫茶店風に飾って、
みんなで喫茶店の1日営業をしました。
「いらっしゃませ」
「はい、Aセットですね。しばらくお待ちください。」
「お待たせしました。ごゆっくり召し上がってください」
「お水のおかわりいたしましょうか」
 『優雅なくつろぎのひととき』がコンセプトだったんですけど、
「38番はどちらでしょうか」
「56番はどちらでしょうか」
とにわかウエイトレスはお盆を持ってウロウロ。
でもとてもおいしいトーストとサラダとコーヒーとアイスミルクでした。
エプロン、バンダナ、素敵なカップ、テーブルの花が楽しい雰囲気をつくっていました。
保護室改修工事の最終日と重なり、シンナーのにおいを打ち消したコーヒーのにおいでした。
職員はとてもていねいにお客さんに対応していました。
もちろん患者さんは職員以上にていねいに、気働きもしていました。
「今日は何の日ですか」と尋ねられたので、
「今日は職員にサービス業としての訓練をしています」と私は答えました。

※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。

 

講談看護師 加納塩梅 ホームページ

講談看護師 加納塩梅の公式ホームページです。公演や講演情報のお知らせ。これまでの著書等のデジタル配布。YouTubeやポッドキャストの配信をしています。出前講談や研修講演会、てんかん当事者として創作講談でてんかん啓発活動も行っています。

0コメント

  • 1000 / 1000