朝の病院バスで院内保育所に預けられる職員の子供に出会う。
誰が彼の横に座れるか、誰が彼の後ろに座れるか、1歳の彼のファンはいっぱいいる。
もちろん私もバスの中で遊んでもらう、ケラケラと笑う声が聞きたくて真剣に遊ぶ。
バスの中で彼が退屈しないようにかまっているつもりの大人達。
実は彼にかまってもらいたくてうずうずしている。
バスの中でふと後ろを振り向いたら、大勢の大人達が皆彼にかまってもらいたくて小さく手を振り、顔をくずして笑顔を振りまいている。
彼は皆に応えて今日もケラケラと笑う。
かまっているつもりが、かまわれている。
ケアしているつもりが、ケアされている。
支えているつもりが、支えられている。
※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。
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