【2001年1月24日】陽だまり火熾しぽっかぽか

すっごくいい天気!やった!

念のために用意した風除けをはずし、さっそく会場係りの患者さんと椅子運び。デイルームにレクリエーション委員とボランティアの患者さんとミーティング。食器洗い係りは募集していなかったので誰もいない。

配膳係りに声をかけたが、誰も手をあげない。

「食器洗いは、お客さんに見えない仕事ですけど、一番大切な仕事なんです。この係りがいるから、きれいな食器が出せるんです」

と頭を下げた。ひとり手を挙げてくれた。

「あたしやります」って。

実際は、何人かの患者さんが引き受けてくれて、実にいいチームワークでした。ありがとう。

普段少ししか食べなかった患者さんが、おいしいって食べているんです。暖かいからおいしいんですって。

久しぶりのぽかぽか天気の中、みんなわいわいと集まってきました。

痴呆病棟のグループと合併症病棟のグループが一緒になった時、

「あら、あなた、まあお元気でしたの、よかったわ、どうしたか思ってたのよ」

以前は同じ痴呆病棟にいた患者さんたちに久しぶりに会えて、みんなで涙のご対面でした。

のどかな、ぽっかぽかな、冬の午後でした。

お汁粉食べました?と職員がきくと、僕はボランティアですから食べませんと、きっぱり。

最後にサツマイモを焼いてボランティアの患者さんと一緒に食べました。

もちろん七輪でぐい飲みも焼きました。

おつかれさま。


※本記事は、20年以上前(2000年11月~2004年4月)千葉県内の某精神科専門病院に看護部長として勤めていた頃、ナースサポートKKに掲載していたブログ『あっけらかん病院看護日誌』のアーカイブです。

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